予定利率引き上げで生命保険料ダウン!終身・学資・年金保険の賢い見直し術2025
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執筆者河又 翔平 (保有募集人資格:一般課程・専門課程・変額課程)

予定利率引き上げ
生命保険料
終身保険見直し
学資保険
年金保険2025
標準利率
保険見直し
目次
40年ぶりの“金利ある世界”が到来
2025年は、日銀の利上げと長期金利1%台定着を背景に予定利率引き上げの動きが本格化しました。標準利率こそ0.25%のままですが、日本生命や明治安田など大手5社が平準払の終身保険で予定利率を0.15%→0.4%程度へ段階的に引き上げる方針を公表しています(生命保険の利率上げに壁)。これにより、新契約の保険料が平均5〜12%下がる見通しです。今こそ保険と家計の両面を再設計する好機と言えます。
見直しで得られる主なメリット
- 1毎月の保険料を平均で約2,000〜4,000円削減でき、家計の可処分所得が増える
- 2終身保険や学資保険の返戻率が103%→108%程度へ改善し、貯蓄効率が向上する
- 3同じ払込総額で保障額を15〜20%上乗せでき、家族のセーフティネットを強化できる
- 4浮いた分をNISA・iDeCoへ振り向けることで、リスク・リターンのバランスが最適化される
予定利率と標準利率をさらっと整理
保険料計算には「予定利率」と、それを決める土台となる「標準利率」があります。標準利率は金融庁告示で毎年判定され、0.5%超の乖離があれば翌年4月に変更される仕組みです(標準利率の改定ルール概要)。2024年10月時点の基準利率は0.41%と試算されており、早ければ2026年4月に 標準利率0.5% へ引き上げられる可能性があります。引き上げ前に契約すれば、より高い予定利率が長期固定される点は見逃せません。
既契約を動かすべきか?
2019年に入った終身保険(予定利率0.25%)はそのままでも良いですか?

解約返戻率が90%未満の早期解約期なら一旦払済にして、新たに予定利率0.4%の商品を追加する二刀流が有効です。返戻率が95%超なら継続を基本に、増額契約で高利率部分を上乗せする方法もありますよ!
ケーススタディ:保険料はどこまで下がる?
【30歳男性・終身保険300万円】
・予定利率0.15%:月払保険料 6,150円
・予定利率0.40%:月払保険料 5,420円(▲730円/▲11.9%)
【0歳児・学資保険(大学入学時300万円)】
・予定利率0.25%:総払込額 278万円
・予定利率0.45%:総払込額 259万円(▲19万円)
【40歳・個人年金60歳払込満了】
・予定利率0.25%:年金原資 960万円
・予定利率0.50%:年金原資 1,025万円(+65万円)
長期で見ると学資・年金保険の差が大きく、学費・老後資金の効率が確実に変わります。

予定利率0.1%の差は、20年以上積み立てると返戻率で5%以上の差になる。時間は最大の味方にも敵にもなる。
既契約の“5つの選択肢”を整理
①継続 ②払済 ③減額 ④増額 ⑤転換・乗り換え。利回りだけでなく「保障の空白期間」「払込完了年齢」「健康状態」による引受可否を総合比較することが欠かせません。特に転換は旧契約の積立部分が消えるため、解約控除と新規手数料を差し引いた正味利回りで比較しましょう。
6ステップ見直しチェックリスト
- 1保険証券で契約年・予定利率・払込残年数を確認する
- 2責任準備金の推移を保険会社サイトまたはコールセンターで照会する
- 3無料の返戻率シミュレーターで現行と新商品を比較する
- 4健康告知の変更点(治療歴・服薬など)を洗い出す
- 5面談で質問したいポイントをメモし、オンライン資料共有の準備をする
- 6面談後48時間以内にメリット・デメリットを家族会議で整理する
保険×NISAのハイブリッドで“守りと攻め”を両立
長期金利1%は国債並みであり、保険は安全資産としての魅力が復活しています。しかし実質インフレ率2%超の中では増え続ける医療費・教育費をカバーしきれません。浮いた保険料分を新NISA成長投資枠に回し、グローバル株式とリートを組み合わせれば期待リターン4〜6%。保険の確定利回り+変動資産の複合ポートフォリオが王道です。
見直しのタイミングはいつ?
標準利率が上がる前と後、どちらで加入する方が得ですか?

予定利率が0.4%近くまで上がった現行商品は十分魅力的です。次の標準利率改定(2026年4月想定)で更に上がる保証はなく、逆に保険会社が一時的に販売停止するリスクもあります。健康状態が良好な今、準備を進める方が結果的に有利ですよ!
転換・乗り換えで失敗しないコツ
・解約返戻金が元本割れのうちは転換を避けて払済+新規契約でコスト分離
・税控除(個人年金保険料控除等)の枠を維持するため、契約形態を変更しない
・外貨建てや変額保険は為替リスク・市場リスクを理解した上でポートフォリオに小口で組み込む

契約者の9割は感情で決めるが、保険は数字とライフプランで決めた人が最後に笑う。
中立的に相談できる“ほけんのAI”の使い倒し方
LINEで保険証券の写真を送るだけで、AIが予定利率・返戻率を即時解析。納得いくまで無料でFPに相談でき、しつこい勧誘は「イエローカード」でブロックできる安心設計です。累計9万件超の相談データをもとに最適プランを比較提示するため、保険の見直し初心者でも失敗しにくいですよ!
次に動くためのマイルストーン
・今週末:保険証券をスマホで撮影し、ほけんのAIにアップロード
・来週:FPとのオンライン面談でシミュレーション結果を確認
・1か月以内:家族会議で決定し、改定前の保険料で手続きを完了
行動を区切ることで“結局動けなかった”を防げます。
まとめ:重要ポイント
- 1予定利率0.4%台の商品が登場し、終身・学資・個人年金の保険料が平均10%前後ダウン
- 2標準利率改定前に契約すれば、高い利率を長期固定できるチャンスが拡大
- 3既契約は払済+新規追加の“二刀流”がコスト・保障の両面で有利
- 4浮いた保険料をNISAに振り向け、安全資産と成長資産のバランスを取ることが鍵
- 5迷ったら無料かつ中立な相談窓口“ほけんのAI”でシミュレーションと比較を行う
ぜひ無料オンライン相談を
予定利率アップで複雑化する保険選びは、FPが家計全体を俯瞰して整理するのが最短ルート。ほけんのAIなら、スマホから24時間予約OK・全国対応で移動ゼロ。加入済み商品の比較も中立に行い、リスクとコストを数値化して提案します。相談は何度でも無料なので、金利上昇局面の今こそプロの目線を活用し、次の一歩を踏み出しましょう!
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