IgA腎症でも入れる！2025夏 生命保険審査攻略×FP相談術

指定難病のIgA腎症でも、2025年夏は通常型・引受基準緩和型の生命保険に加入できるチャンスが広がっています。背景には①国内26社中14社が腎疾患の審査基準を緩和（2022年比＋5社）、②AI医務査定でクレアチニン値などをリアルタイム判定する商品が登場、③新薬シベプレンリマブが［優先審査指定］を受け治療予後の改善期待が高まった——という3要素があります［出典：大塚製薬ニュースリリース 2025/5/26］。

緩和型終身保険（死亡保障500万円・終身払）の月額保険料は30歳男性で約3,900円、30歳女性で約3,450円（当社調べ・主要3社平均）。一方、公的遺族年金だけでは子ども1人家庭で月約8.5万円不足するため、死亡保障1,000万円がひとつの目安です。通常型に通れば同条件で月2,600円前後まで下がるため、診査に挑戦する価値は十分あります。

保険会社が重視する腎機能指標は①eGFR、②血清クレアチニン、③尿蛋白（ACR）、④血圧、⑤HbA1cの5つ。eGFR55以上×尿蛋白1g/日未満であれば、診査医コメント付きで通常型OKとなる会社が7社に増えました。逆に、ステロイド治療中や直近1年で糸球体濾過量が10％以上悪化している場合は緩和型でも"特定疾病不担保"が付く可能性があります。

2025年4月改定の高額療養費制度は上限据え置きでしたが、CKD患者の透析導入率は10年で**22.8％→24.5％**へ上昇［日本腎臓学会 2025統計］。透析導入後の自己負担は食費・交通費など含め月5万〜8万円と言われ、医療費以外のコストを埋める民間保険の重要性はむしろ高まっています。

保険料を抑えたいならまず通常型に申込み、落ちた場合は"緩和型"と"特定疾病不担保付き一般型"を比較します。後者はIgA腎症が原因の死亡・入院を一定期間（例：5年）補償しない代わりに、保険料が通常型とほぼ同水準になります。保障を厚く・保険料を抑えてバランスを取るには、不担保期間終了後に保障が復活する商品を選ぶのがコツです。

30歳男性・保険金1,000万円・終身払の場合、 通常型：月2,650円（条件付き割増なし） 緩和型：月3,850円（健康体比＋45％） 特定疾病不担保：月2,800円（不担保5年） ——差額は月1,200円ですが、5年経過後に保障が復活するなら総合的に不担保型が有利になるケースも。FP相談で10年後キャッシュフローまで確認しましょう。

29歳女性（eGFR63・尿蛋白0.4g/日）が、A社通常型＋B社緩和型を同時申込み。A社は特定疾病不担保5年付きで承諾、B社は保険料割増15％で承諾。結果、必要保障額800万円を月3,100円で確保でき、5年後にA社の不担保解除予定。オンラインFP相談がワンストップでプラン作成から書類回収まで支援しました。

・治療歴を曖昧に書く→カルテ照会で食い違いが出ると即否決。入院・投薬・寛解日を時系列で正確に。 ・主治医の診断書フォーマットが古い→2024年版様式に更新依頼。費用目安は5,500〜8,000円。 ・薬剤変更を未記載→"治療中継続"とみなされ割増対象に。薬剤名・中止日を必ず記入。