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【2025年8月更新】医療保険はいらない?要否チェック|公的保障と家計影響を即判定

更新:
河又 翔平 (保有募集人資格:一般課程・専門課程・変額課程)
執筆者河又 翔平 (保有募集人資格:一般課程・専門課程・変額課程)
【2025年8月更新】医療保険はいらない?要否チェック|公的保障と家計影響を即判定
医療保険いらない
要否チェック
高額療養費 見送り
公的保障 比較
家計影響 シミュレーション
付加給付
傷病手当金

結論への道筋と本記事の使い方

物価や金利が動く今こそ、固定費の代表である 医療保険 をゼロベースで見直す好機です。本記事は、3分チェックで「わが家は要る/要らないの当たり」を付け、次に家計インパクトの数値感を確認し、最後に加入・縮小・代替のどれでいくかを決める実践フローで構成します。制度は2025年8月時点の内容に準拠。特に高額療養費の“25年8月見送り”や傷病手当金の有無、会社の付加給付の有無が判断の分岐点になります。リンク先は一次情報に限定し、各1回のみ提示します。

このチェックでわかること(先に全体像を把握)

  • 1
    高額療養費“25年8月見送り”の現状と自己負担上限の具体額を把握し、家計の天井感を掴めます
  • 2
    傷病手当金がある/ない(自営業・フリーランス)で収入減リスクがどう変わるかを数値で理解できます
  • 3
    差額ベッド代・食事代・先進医療など公的給付の“対象外”費用を特定し、備えの優先順位を付けられます
  • 4
    7日/14日/30日入院の自己負担モデルで、貯蓄と民間保険の適正バランスを即決できます
  • 5
    会社の健康保険に“付加給付”がある場合の自己負担の下振れ(2万円目安)を把握できます
  • 6
    加入が必要な人・不要〜縮小でよい人の境界線と、実行ステップ(棚卸し→比較→決定)を明確化します

公的保障の実力:高額療養費“25年8月見送り”と自己負担の天井

高額な医療費に歯止めをかける 高額療養費 は、年齢・所得に応じて月ごとの自己負担上限を定めています。70歳未満・年収約370〜770万円なら「80,100円+(総医療費−267,000円)×1%」、多数回該当(直近12か月で3回発生)の4回目以降は44,400円に軽減されます。政府は2025年8月からの上限引き上げを一旦“実施見合わせ”としました(2025年秋に改めて検討)ので、現行の上限は当面維持されます。数字と経緯は厚労省の会議資料に整理されています。(高額療養費制度について(資料2)) なお、上限は「保険適用内」の医療費にのみ適用され、差額ベッド代や先進医療などは対象外です。

「高額療養費があるなら医療保険は不要?」

高額療養費で月の上限が決まるなら、医療保険は入らなくても大丈夫ですか?
河又 翔平 (保有募集人資格:一般課程・専門課程・変額課程)
保険適用内の治療費には上限がありますが、個室の差額ベッド代や先進医療の技術料、入院中の食事代・雑費は対象外です。さらに大企業の健保には“付加給付”があり、自己負担が月2万円程度まで下がる場合も。自分の健康保険に付加給付があるかを必ず確認しましょう(例:(限度額適用認定証の申請について))。

傷病手当金の有無で変わる“所得リスク”

治療費より重いのが、長期療養で働けない期間の手取り減です。会社員・公務員には 傷病手当金 があり、業務外の病気やケガで連続3日休んだのち4日目以降、標準報酬日額の約2/3が最長1年6か月支給(同一傷病で通算)されます。一方、自営業や多くのフリーランスが加入する国民健康保険には原則ありません。条件と期間は協会けんぽの案内が明快です。(病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)) 収入が止まりやすい働き方ほど、医療保険だけでなく就業不能保険(所得補償)の検討余地が大きくなります。

対象外費用の代表格:差額ベッド・食事代・先進医療

公的上限が効かない“実費”の代表が、差額ベッド代や入院中の食事代、そして 先進医療 の技術料です。先進医療は厚労省が承認する最先端の治療で、2025年7月1日現在でAが27種類、Bが50種類。技術料は全額自己負担(保険診療と併用可)です。最新の種類数は厚労省の一覧で確認できます。(先進医療を実施している医療機関の一覧) 先進医療特約は月数百円〜で実費保障が一般的なので、選択肢を広げたい人は優先度が高い特約です。

医療保険は要る?要らない?3分チェック

  • 1
    会社員か自営業か(傷病手当金の有無)と、生活防衛資金(最低3〜6か月分)の残高で“耐久度”を判定します
  • 2
    世帯の大黒柱に扶養家族がいるか、住宅ローンや保育費など固定支出の重さを確認します
  • 3
    加入中の健康保険に“付加給付”があるかを人事・健保サイトで確認します(ある場合は自己負担が下振れ)
  • 4
    通院中心で済む病気が増えている職場・年代か、先進医療を選ぶ可能性があるかを自己評価します
  • 5
    7日/14日/30日入院の自己負担モデルを家計に当て込み、貯蓄で耐えられるか・日額いくら必要かを仮置きします

家計影響のリアル試算(7日/14日/30日入院モデル)

直近の入院での「1日あたり自己負担費用」の平均は20,700円(治療費・食事代・差額ベッド代・交通/日用品を含み、高額療養費適用後)です。これは実感に近い“総自己負担”の目安です。(入院費用(自己負担額)はどれくらい?) これを用いた概算は、7日で約14.5万円、14日で約29.0万円、30日で約62.1万円。月をまたぐ長期入院では高額療養費で治療費部分が頭打ちになり、非対象の差額ベッド代や食事代の影響が相対的に大きくなります。個室希望や遠方通院が多いほど、民間の給付(入院日額・一時金)で“自由度”を確保する意味が増します。

付加給付のある健保か、どう調べる?

自分の健保に付加給付があるか分かりません。どこを見れば?
河又 翔平 (保有募集人資格:一般課程・専門課程・変額課程)
社員証や保険証の発行元(健保組合名)を確認し、健保サイトの“給付”ページで『一部負担還元金』『付加金』の記載を探します。総務・人事に『高額療養費との差は?自己負担は月いくらが天井?』と聞くのも有効です。

加入すべき人の設計指針(日額と日数型)

収入減リスクが大きい人(自営業・歩合主体・有給が乏しい人、扶養家族が多い大黒柱)は、入院日額5,000〜10,000円を目安に“足りないぶんだけ”を補うのが基本です。短期化する入院に合わせて60日型で十分な人が多い一方、脳血管疾患など長期化が気になる人は120日型や通算型も検討余地。通院・手術一時金・先進医療特約を追加し、特に先進医療は実費補償で費用対効果が高い傾向です。自営業は医療保険に就業不能保険(月額給付)を重ね、収入の“谷”を埋めると設計が安定します。

不要〜縮小でよい人の代替策

家計の耐久度が高い(生活防衛資金が厚く、付加給付あり、共働きで代替収入が確保できる)人は、医療保険をミニマムに縮小し、差額ベッド代や先進医療だけ特約でカバーする選択が合理的です。浮いた保険料は新NISAなどの長期積立へ回すと、将来の“自家保険”が育ちます。古い契約は『入院◯日以上で給付』『通院対象外』など時代遅れの条件が残りがちなので、最新条件での見直しが有利な場合があります。
河又 翔平 (保有募集人資格:一般課程・専門課程・変額課程)
公的保障で足りない“谷”にだけ橋を架ける。これが、ムダなく安心を買う最短ルートです。

実行フローと無料相談の活用(3ステップ)

最短で最適解に到達するには、次の順で進めると迷いません。まず既契約の棚卸し(証券の撮影・整理)と、公的保障(高額療養費・傷病手当金・付加給付)の確認。次に、7/14/30日モデルを家計に当て込み、入院日額と必要日数型を仮決め。最後に複数社の見積りで同条件比較を行い、重複・過不足を削ります。オンラインなら“ほけんのAI”でAI→FPの二段ロケット相談が無料・全国対応。LINEで簡単予約、満足度は高水準です。

比較見積もりで落とし穴を回避するコツ

比較時は、①日額・一時金・先進医療の支払事由(入院前後の通院、日帰り、対象手術コード)を細かく照合、②支払限度(日数・通算・回数)と免責日数、③更新型か終身か(総支払保険料)、④特約の通算限度(先進医療は2,000万円など)を横並びに。公的制度の“上限”と自分の健保の“付加給付”を先に押さえておくと、過剰加入を避けやすくなります。

まとめ:重要ポイント

  • 1
    高額療養費“25年8月見送り”で当面の自己負担上限は現行維持。まず自分の上限と多数回該当の金額を把握する
  • 2
    傷病手当金は会社員にのみ原則あり。自営業は医療保険+就業不能保険で収入の“谷”を埋める設計が有効
  • 3
    入院自己負担は平均2.07万円/日が実感値。7/14/30日モデルを家計に当て込み、必要な日額・日数型を決める
  • 4
    付加給付のある健保なら自己負担が月2万円目安まで下がる場合も。自分の健保の給付一覧を確認する
  • 5
    保険は“公的保障の隙間”に限定。特に先進医療特約は費用対効果が高く、自由度を広げる

ぜひ無料オンライン相談を

わが家の高額療養費の上限、付加給付の有無、7/14/30日モデルの不足額は、個々の家計で違います。『ほけんのAI』なら、まずAIが整理→有資格FPがオンラインで中立比較し、入院日額・日数型・特約の最適バランスを一緒に決められます。移動不要・無料で何度でも相談OK。証券画像を送るだけで棚卸しもスピーディ。迷う前に、LINEから気軽に始めましょう。

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