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【2025年10月更新】生命保険 指定難病の加入基準|申込み順と可否判定(個別相談可)

更新:
河又 翔平 (保有募集人資格:一般課程・専門課程・変額課程)
執筆者河又 翔平 (保有募集人資格:一般課程・専門課程・変額課程)
【2025年10月更新】生命保険 指定難病の加入基準|申込み順と可否判定(個別相談可)
指定難病
生命保険
引受基準緩和
無選択型
部位不担保
告知 審査
高額療養費

はじめに:いまの加入“可否”を最短で見極める

持病があっても入れる生命保険はあります。ただし“通る順番”を間違えると、保険料が高い型しか選べなくなることも。本記事は、最新の制度と一次情報リンクを使いながら、 指定難病 の方が一般型→緩和型→無選択型の順で賢く進める手順、可否の見極め、加入後の注意まで一気通貫で解説します。2025年4月時点で対象は348疾病(告示番号1~348)。一覧は厚労省のページで確認できます((令和7年4月1日施行の指定難病(告示番号1~348)))。 この記事のゴールは「いま何が通るか」を5分で把握し、最短で安心に近づくこと。迷ったら最後の相談セクションから、AI→FPのオンライン相談を活用してください。

この記事でできること

  • 1
    自分が狙える型(一般型/緩和型/無選択型)を、通る順に理解できる
  • 2
    保険審査で見られる“安定度・通院・投薬”を、準備書類とともに整えられる
  • 3
    代表的な疾患(炎症性腸疾患・膠原病・希少がん等)の加入傾向と現実的な選択肢がわかる
  • 4
    加入後の部位不担保・待機期間・更新の注意と、見直し時の空白ゼロ手順がわかる
  • 5
    高額療養費・指定難病助成の自己負担上限を把握し、民間保険と併用できる

指定難病制度の基本と対象疾患の広がり

指定難病は、診断基準と重症度分類が疾患ごとに定められ、医療費助成の対象要件が明確です。2025年4月からは告示番号1〜348の348疾病。対象一覧と臨床調査個人票の様式は、厚労省の公式ページで公開されています((令和7年4月1日施行の指定難病(告示番号1~348)))。 保険選びでは、「助成があるから保険はいらない」ではなく、公的支援の“届く範囲”と民間保険の“空白”を切り分けるのがコツです。次章以降で保険審査の視点と、通る順の戦略を具体化します。

保険審査で見られる3ポイント(安定度・通院・投薬)

各社の審査は細部が異なりますが、共通するのは次の3点です。
  • 病状の安定度:直近の入院・手術・悪化の有無、臓器障害の残存や活動性。
  • 通院状況:受診頻度、緊急受診の有無、主治医の経過記録(紹介状・サマリー)。
  • 投薬内容:ステロイドや免疫抑制薬の用量・継続期間、生物学的製剤の投与有無。 これらを時系列で整理したメモを用意し、告知では“数値・時期・薬名・用量”を正確に。曖昧さを残すと可否に影響します。

一般型に挑戦できますか?

指定難病ですが、いきなり緩和型や無選択型に行くべきでしょうか?
河又 翔平 (保有募集人資格:一般課程・専門課程・変額課程)
まずは一般型に挑戦が鉄則です。直近2〜5年で入院・手術・急性増悪がなく、投薬量が安定し、臓器障害が進行していない—といった条件がそろえば、一般型でも通過例はあります。通らなかった場合に次の型へ進む“段階戦略”にすれば、最終的な保険料も抑えられます。

加入可否の判定フローの全体像

狙いどころは3段階。第一候補は一般型(標準の審査・保険料)。一般型が難しければ、次善策として 引受基準緩和型(告知が少なく、保険料は上がる)、最後に健康状態不問の無選択型(初期不担保・待機が付きやすく、保険料は高い)です。 チェックの起点は「直近の医療行為(入院・手術)からの経過」「投薬用量の安定」「合併症・臓器障害の有無」。一般型の壁が一部に残る場合は、死亡は緩和型・医療は一般型のように“型の組み合わせ”で必要保障を作るのも現実解です。

通る申込み順の鉄則(段階戦略)

申込みは原則「一般型→緩和型→無選択型」。一度、緩和型や無選択型で契約すると、同じ条件で一般型に戻るのは難しいことが多いからです。一般型の審査に必要な“安定の証拠”を先に整え、結果を見て次の型へ。複数社に同時申込をする場合も、最初は一般型を優先します。
河又 翔平 (保有募集人資格:一般課程・専門課程・変額課程)
“通る順で動く”ことが、最終的に保障の質とコストの両方を守ります。焦らず段取りを整えましょう。

診断書・健診結果・服薬記録の準備

用意する書類は次の3点が要です。1) 主治医の診療情報提供書(経過・合併症・現在の投薬と用量)。2) 直近の健診結果や検査データ(血算・肝腎機能・炎症反応など)。3) 服薬記録(手帳・アプリ・お薬情報提供書)。 診断書は“保険会社提出用”の指定フォームを求められる場合があります。事前に必要書類を確認し、記載漏れがないことをチェック。告知は虚偽・不告知を避け、迷う事実は“備考欄に具体的に”記すのが安全です。

代表疾患の加入傾向① 潰瘍性大腸炎・クローン病

炎症性腸疾患は、寛解が安定し、入院・手術歴が一定期間なく、ステロイドや生物学的製剤の用量・間隔が安定していると、一般型の可決例が見られます。活動性がある場合は、医療保険は部位限定(消化器系)で不担保が付くことや、死亡は標準で通る一方、医療は緩和型を勧められるケースも。長期寛解中で大腸全摘後などは、術後合併症がなければ一般型に通る余地が広がります。

膠原病ですが一般型は難しいですか?

膠原病(SLE)でプレドニゾロンを内服中。一般型に通りますか?
河又 翔平 (保有募集人資格:一般課程・専門課程・変額課程)
投薬量(例:プレドニゾロン換算5mg/日以下か)、臓器障害の有無、直近の増悪や入院の有無が鍵です。全身性臓器障害や免疫抑制剤の多剤併用、急性期の入院が続く場合は、一般型は厳しく、死亡は一般型・医療は緩和型の組み合わせ、または一時的に緩和型のみで“最低限”を確保し、安定後に見直すのが現実的です。

代表疾患の加入傾向② 膠原病・自己免疫疾患

膠原病・自己免疫の審査は、疾患活動性(SLE、強皮症、皮膚筋炎/多発性筋炎、混合性結合組織病など)と臓器障害(腎・心・肺)の有無、ステロイド用量の推移が中心。活動性があると医療は“消化器・腎・心肺などの 部位不担保 ”が付くことがあり、死亡は一般型でも、医療は緩和型が現実解になる場面が増えます。寛解や低用量維持が安定している方は、一般型の可決余地が広がります。

代表疾患の加入傾向③ 希少がん・血液疾患

がん・血液疾患は「寛解からの経過年数」「再発・再治療の有無」「合併症」が主な判定軸です。寛解後一定期間(例:5年)が経過し再発がなければ、死亡保障は一般型の余地、医療は緩和型で最低限—という設計が現実的。なお、がんの待機期間(“90日”など)は商品により異なります。必ず約款・重要事項説明で実際の待機・免責を確認してください。最新の罹患・死亡の動向は(がんの統計 2025)が参考になります。 治療中・寛解直後の時期は、まずは死亡を小さく確保し、治療計画と家計の見通しが立ってから医療の上乗せを検討。健康状態不問の 無選択型 は“最後の砦”として金額を絞って使うのが基本です。
河又 翔平 (保有募集人資格:一般課程・専門課程・変額課程)
高額療養費や助成制度は検討が続いています。一次情報を確認しながら、公的支援と民間保険を“二刀流”で整えるのが最短ルートです。

保険以外の公的支援と併用(自己負担の天井を知る)

指定難病は自己負担の上限(月額)が定められ、軽症でも「医療費総額33,330円超の月が年3回以上」で助成対象になり得ます(軽症高額該当)。また「月5万円超が12か月で6回以上」なら“高額かつ長期”の軽減が適用(いずれも詳細は(指定難病患者への医療費助成制度のご案内))。高額療養費制度の正しい使い方(限度額適用認定証の事前取得、自己負担上限額管理票の活用)も必須です。 2025年5月には厚労省の専門委員会で高額療養費の見直し議論が再開し、当面の見直しは全体を“実施見合わせ”のうえ、秋までに方針を検討とされています((第1回「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」議事録))。家計の天井(公助)を把握した上で、民間保険は“空白部分”を最小限で埋めると無理がありません。ここが 高額療養費 と保険の賢い併用の核心です。

加入後の落とし穴とメンテナンス(よくある3つ)

  • 1
    部位不担保・特定疾病不担保の範囲と期間を約款で把握し、解除の条件・時期をカレンダー管理する
  • 2
    がん等の待機・免責は“90日”が一例で、商品により異なる。乗り換え時は責任開始日と空白が出ない段取りにする
  • 3
    更新型は保険料が上がる。60歳前後の“ジャンプ”前に、全期型や収入保障・医療の設計へ見直し案を準備する

保険料上昇・更新停止への対処と代替策

更新型の医療・死亡は年齢とともに上がります。負担が重くなったら、1) 特約を外し“主契約を細く長く”、2) 医療は実費型+日額の二段構えに組み直す、3) 死亡は収入保障(逓減)で家計リスクに合わせる、4) 乗り換え時は“新の責任開始→旧の解約”の順で空白ゼロ—が基本。健康悪化で入り直しが難しい場合は減額・払済・契約者貸付など、約款に沿った“守りのオプション”を先に検討します。

最短で安心へ:無料オンライン相談(AI→FP)の使い方・情報共有の注意

ほけんのAIは、まずAIで質問→オンラインFP面談の二段構え。LINEで“相談開始”すれば、証券や診療情報の写真も送れます。タイムライン(診断・入院・服薬・検査)を時系列でまとめ、薬名と用量、入院歴、指定難病の受給者証の有無を添えると、審査の通し方が具体になります。個人情報は必要範囲のみ共有し、提案条件・約款のスクショを残すのも大切です。今ならLINEから参加でギフトBoxのキャンペーンも実施中(詳細はサービス案内に準拠)。

まとめ:重要ポイント

  • 1
    申し込みは一般型→緩和型→無選択型の順。順番が、最終的な保険料と選択肢を左右します
  • 2
    審査の鍵は安定度・通院・投薬。診療情報と検査・服薬の“時系列整理”で一般型の可否が見えます
  • 3
    代表疾患ごとに現実解が異なる。活動性があれば部位不担保や緩和型の組み合わせで“最低限”を確保
  • 4
    指定難病助成・高額療養費で自己負担の天井を押さえ、民間保険は“空白”を小さく埋める
  • 5
    乗り換えは責任開始日と待機・免責を確認し、空白ゼロの段取りで。約款と証跡を必ず残す

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可否の“勘”に頼らず、審査で見られる事実(直近の医療行為・投薬・検査)を整理すれば、一般型に通る余地や組み合わせ案が明確になります。オンラインなら空き時間に自宅からOK。無料で複数社を中立比較し、約款・待機・不担保の注意を押さえた“通る順の申込み計画”を一緒に作れます。LINE登録で今日から最短スタート。

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