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【2026年1月更新】就業不能保険 40代男性 不足額の出し方|設計3ステップ

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山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
【2026年1月更新】就業不能保険 40代男性 不足額の出し方|設計3ステップ
就業不能保険
40代男性
不足額の出し方
傷病手当金
障害年金
免責期間
給付期間

導入:40代男性の“もしも”に備える現実解

働き盛りの40代男性は、住宅ローンや教育費など固定費が重く、長期の休職・療養は家計に直撃します。そこで鍵になるのが 就業不能保険。本記事は2026年1月の最新制度・統計に沿って、家計の赤字を生まない 不足額 の出し方と、免責・給付期間までブレなく決める具体的手順を示します。最初に「公的保障で何がどこまで出るか」を金額で把握し、差額×期間で必要な民間保障を設計します。根拠リンク付きで、今日から動ける実務情報だけを厳選しました。

最短で使いこなす:この記事の活用手順

  • 1
    まず不足額の式に、自分の数字(生活費・公的給付・貯蓄)を当てはめて月次の赤字を可視化する
  • 2
    会社の就業規則と社会保険(傷病手当金・高額療養費・障害年金)の要点を確認し、免責期間の初期設定を決める
  • 3
    家族構成とローン残高に合わせ、給付額と給付期間を仮置き→見積比較→約款の“就業不能”定義と精神疾患の扱いをチェック

最新データ:必要額の目安と不安のリアル

生命保険文化センターの最新調査では、世帯主が就労不能になった場合に必要と考える生活資金は月平均29.4万円へ上昇、現在の備えに「不安」を感じる人は74.6%でした(2024年度)(生活保障に対する考え方(2024))。固定費が重い40代では必要額がさらに高く出やすく、数字での見える化と設計の精度が重要です。

会社員と自営業、備え方はどう違う?

会社員の自分は公的保障でどれくらい補えますか? 自営業の友人は何が違います?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
会社員は健康保険の傷病手当金が原則「待期3日+4日目から」最長1年6か月、標準報酬ベースで約2/3相当が支給されます(傷病手当金)。一方、自営業(国保)には原則この給付がありません。どちらも高額療養費で治療費は抑えられますが、生活費の補填は限定的です。ですので、会社員は“免責90日などで保険料調整”、自営業は“免責を短めに”が基本の考え方になります。

公的保障の“今”:待期・期間・見直し論点

会社員の傷病手当金は「連続3日待期の後、4日目から支給」「支給開始日から通算最長1年6か月」「加入期間が12か月未満なら標準報酬月額の上限32万円で計算」といった運用です(傷病手当金)。障害が長期化した場合は、初診日から1年6か月以降に等級1・2級で 障害年金 の対象となり得ます(障害基礎年金の受給要件)。また、高額療養費制度は2025年12月に“年間上限の新設等”を含む見直し案が専門委員会で示され(施行は順次の見込み)ました(高額療養費制度の在り方(第8回資料))。治療費の天井は下がっても、休業中の生活費は公的給付だけでは不足しやすい点は変わりません。

不足額の出し方:月次キャッシュフローの式

不足額は「毎月の必要生活費 − 公的給付(傷病手当金・障害年金など) − 取り崩し可能な預貯金等」で算出します。カギは、最初の半年〜1年半(傷病手当金期)と、その後(障害年金や無収入期)を分けて見ること。免責期間(給付開始までの待機)や給付期間の設定は、この“赤字期間の長さと深さ”に合わせて決めます。ここで重要になるのが 傷病手当金 の待期・期間・計算方法と、免責期間 の調整です。

事例で速算:手取り33万円・住宅ローンあり

前提:都内40代会社員、手取り33万円、標準報酬月額42万円相当(概算)、住宅ローン12万円、ほか生活費18万円。傷病手当金は日額=42万円÷30×2/3で約9,333円、月換算約28万円(非課税)。
  • 休職〜1年6か月の不足:生活費33万円−傷病手当金28万円=約5万円の赤字。ボーナス減や付加費用を考えると“月7〜10万円”を保険で補う設計が現実的。
  • 1年6か月以降も重い障害が続く場合:障害年金(基礎+厚生の水準は個別差)を仮に月10万円程度とすると、元の生活との差は約23万円。ここを“給付期間長め(例:5年や65歳まで)”で厚めに設計するか、生活費の一時縮減と併用するかを検討します。 数値はあくまでモデルです。実務では標準報酬月額と会社の休業補償の有無、住民税・社保の変動を織り込み、年次ではなく月次でキャッシュフローを置いて試算しましょう。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
備えは“差額×期間”。まず不足を数値化し、免責と給付期間は赤字の深さに合わせて調整します。商品名より定義と条件が要。

設計3ステップ:ヒアリング→試算→契約

  1. ヒアリング:家族構成、就業規則(休職・給与補償)、住宅ローン残高、手元資金、既契約の保障を棚卸し。2) 試算:不足額の式で月次キャッシュフローを作り、免責(60/90/180日など)と給付期間(2年/5年/65歳まで等)の案を比較。3) 契約:約款の“就業不能”定義(「従事不能」か「就労不能」か)、在宅療養の扱い、給付期間 の短縮条件(特に精神疾患は通算上限を設ける商品が多い)を確認。非喫煙者・優良体割引が適用できると保険料は下がります。

7日でできる準備チェックリスト

  • 1
    就業規則・給与規程・健康保険証(協会けんぽ/組合健保)の種別を確認し、傷病手当金の実支給条件を把握する
  • 2
    住宅ローン返済予定表・団信の特約(就業不能・8疾病など)と重複の有無を確認する
  • 3
    家計の固定費(住居・教育・通信・車)と変動費を仕分け、休職期の削減余地を洗い出す
  • 4
    標準報酬月額の見込みと加入期間(12か月未満か)を確認して給付水準の目安を置く
  • 5
    候補商品の約款の“就業不能”定義・精神疾患の扱い・免責期間・給付期間を横並び比較する

商品比較の軸と最新トレンド(匿名・横断)

比較の軸はシンプルです。①保障範囲:全疾病型か、5大疾病・障害・介護などに限定するタイプか。精神疾患は“対象だが通算2年”などの上限条件が一般的です。②免責期間:60/90/180日で保険料は大きく変動。会社員は休業補償と傷病手当金に合わせて長め設定で保険料を抑える選択肢も。③給付期間:2年・5年・60/65歳まで等。長いほど安心だが保険料が上がるため、子の独立や完済時期に合わせて重点期間を決めます。④保険料の割引:非喫煙者・優良体(健診値)・オンライン申込の効率化などで保険料差が生じます。なお、予定利率や商品改定は随時あり、年末〜年度替わりに料率が動くことがあります。最新パンフレットと約款で定義と条件を必ず確認しましょう。

家族構成×雇用形態でみる“だいたいの目安”

  • 子あり・持ち家(住宅ローンあり):休職初期は傷病手当金で“月7〜10万円の不足”をカバー、長期化に備え“月20万円×5年”などのセカンドレイヤーを上乗せ。完済時期・子の独立時期に合わせ、65歳までの長期給付も検討。
  • 子なし共働き(DINKs):互いの収入でカバーできる期間を見積もり、免責は長め・給付額は小さめ(例:月5〜10万円・2年)で最低限に。医療・収入保障との役割分担で重複を回避。
  • 自営業・フリーランス:傷病手当金が基本的にないため、免責を短め(60日など)+月10〜20万円の給付で“初期の無収入期”を埋める設計が現実的。労災特別加入や高額療養費の認定証も併用し、固定費の一時圧縮策をセットで。

よくある質問(FAQ)要点だけ

障害年金や会社の給与補償と、就業不能保険は併用できますか?復職したら支払いは止まりますか?また、医療保険・収入保障保険との違いは?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
併用自体は可能ですが、会社の休業補償や年金と重複する期間・事由は、約款上で“調整”や“不支給”になることがあります(障害年金等との調整規定は健保にもあります)(傷病手当金)。復職・就労可能と判断された時点で支払いは停止(または減額)されるのが一般的。医療保険は“医療費”中心、収入保障保険は“死亡時の生活費”中心、就業不能保険は“病気・ケガで働けない期間の生活費”を狙って補う、という役割分担です。

見直しと乗換:空白ゼロの段取り

見直し・乗換時は、責任開始日と免責の“ズレ”に注意。新旧の保障に空白を作らないよう、健康告知~成立~責任開始~免責満了の時系列をそろえます。団信や会社の休業補償と重複する特約は外し、保険料は“必要額に対する最小限”へ。約款の就業不能定義(職務従事不能か、同等所得の就労不能か)と精神疾患の通算上限は、商品選定の決め手になります。

まとめ:重要ポイント

  • 1
    不足額は「生活費−公的給付−取り崩し」の式で月次試算し、赤字の深さと長さに合わせて免責・給付期間を決める
  • 2
    会社員は傷病手当金(待期3日・最長1年6か月)と会社の制度を確認し、免責を長めに設定して保険料最適化を図る
  • 3
    自営業は傷病手当金がないため、免責を短め+月10〜20万円の給付で“初期の無収入期”を埋める設計を優先する
  • 4
    商品名ではなく、就業不能の定義・精神疾患の扱い・免責/給付期間・割引の可否を横断比較して選ぶ
  • 5
    高額療養費の見直し(年間上限の新設案)など制度は動く。加入前に一次情報リンクで最新を確認する

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