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【2026年2月更新】終身保険の買い時|予定利率2.0%判断と額目安

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山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
【2026年2月更新】終身保険の買い時|予定利率2.0%判断と額目安
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予定利率
返戻率
IRR
iDeCo
NISA

結論の前に:2.0%到達で“買い時”が変わる理由

長く低金利が続いた日本で、終身保険の 予定利率 が2.0%に達する局面は久しぶりだ。金利上昇で保険の内部利回り(予定利率ベース)が改善し、保険料と 返戻率(積立部分の戻り割合)のバランスが変わる。背景には10年国債が2%台で推移する金利環境があり、2026年1月の10年債利回りはおおむね2.07〜2.37%のレンジで動いた((主要年限レート))。一方で物価は2025年12月のCPIで総合+2.1%、コア+2.4%、コアコア+2.9%((消費者物価指数 2025年12月分))。名目での改善だけでなく、実質をどう見るかが重要になる。

買い時を見極める4軸

  • 1
    返戻率が名目だけでなく実質(インフレ控除後)でプラスに近づくかを確認すること
  • 2
    IRR(内部収益率)を国債や定期の利率と横並びで比較すること
  • 3
    解約返戻金の流動性(いつ・どれだけ取り出せるか)と家計の緊急資金の両立を図ること
  • 4
    税の取り扱い(相続の非課税枠500万円×法定相続人など)を出口まで設計すること

金利・予定利率の最新動向:2.0%に“達した”意味

2.0%は、保険会社が資産運用で確保できる期待利回りの一つの節目だ。予定利率が上がる局面では、同じ保障額でも保険料が下がるか、返戻率が高まる方向に働く。一時払の比較物差しとしては、個人向け国債の利率が参考になる。2026年1月募集では変動10年の初回利率1.59%、固定5年1.30%、固定3年1.39%((個人向け国債の発行条件))。このレンジに対して、予定利率2.0%の終身保険がどの程度のIRRを出せる設計か、必ず試算を取り寄せよう。

「2.0%なら、今すぐ入るべき?」

予定利率が2.0%に上がったなら“今が買い時”なのですか? 迷っています。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
結論は家計と目的次第だ。比較の物差しを増やそう。返戻率とIRRを国債の利率と横並びで見て、流動性と税の出口まで整うなら“買ってよい時”。一方で貯蓄・投資の配分が未整備なら、先に攻守の配分(保険5%・投資20%)を仕上げてからでも遅くない。

一時払か平準払か:インフレ時代の設計ポイント

一時払(まとまった保険料を最初に払う)と平準払(月々の保険料を積み上げる)でIRRの出方が違う。インフレが続く局面では、短期の解約控えと長期の守り資金の線引きが重要だ。まとまった資金があるなら一時払終身で“相続枠×資産の固定化”に使い、生活費からの積み立ては平準払で“目標年齢までの保障+少額の積み立て”に分ける。見積もり段階で IRR を算出して、名目だけでなくCPIを控除した実質の見え方も確認したい。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
保険は“守りの固定枠”。2.0%は魅力だが、使いどころが明確な人にこそ買い時になりやすいです。迷ったら試算を2本取り寄せて、数字で決めましょう。

終身保険の役割と新NISA・iDeCoの併用

終身保険の役割は、死亡保障を最小限に固定しつつ、相続や税の“枠”を活用すること。増やす役割は新NISAに任せるのが基本だ(制度の概要は公式の(NISA特設サイト))。老後の積み立てでは、2026年12月から iDeCo は「70歳まで」掛金の拠出が可能となる予定で、上限額の拡大も公表済み((iDeCoがパワーアップします!))。掛金の控除と非課税運用を活かしつつ、保険は“必要保障+相続枠”に絞る。

攻守の配分ルール(家計の実践ステップ)

  • 1
    生活防衛資金(半年〜1年分)を現預金で確保し、短期の取り崩しは投資・保険に乗せないこと
  • 2
    保険は“守り”の固定枠として総資産の約5%を上限目安に、死亡保障の不足分+相続枠で設計すること
  • 3
    投資は新NISAを軸に家計の約20%を上限目安に、長期・分散・低コストで積み立てること
  • 4
    老後はiDeCoの拠出上限と年齢枠(70歳まで)を確認し、節税と非課税運用を最大化すること

判断基準:返戻率・IRR・流動性・税の“目安ライン”

返戻率は“払込総額に対して何%戻るか”の指標、IRRは“年率何%で回ったか”の指標だ。予定利率2.0%でも、商品や払込設計でIRRは幅が出る。比較時は、①国債(変動・固定)の利率、②税の取り扱い(相続非課税枠500万円×法定相続人の数)を必ず並べる。非課税枠は国税庁の解説がわかりやすい((相続税の非課税枠))。流動性は“解約返戻金のピークと通過後の戻り”をカーブで確認して、急な取り崩しに耐えられるかを家計の緊急資金と併せて判断する。

「具体的にいくら入る?」年齢×目的の目安

30代子育てで終身保険はいくらが目安? 相続も少し意識しています。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
“不足保障の固定+相続枠”の二段構えが現実的だ。たとえば総資産1,000万円なら、守りの固定枠(終身)は最大でも50万円相当の一時払か、月5,000〜8,000円程度の平準払で“300万〜500万円の小さな死亡保障”を確保。相続の非課税枠は法定相続人の数に応じて設計し、残りは新NISAとiDeCoに振り分ける。

額の目安と“再計算”の手順

年齢×目的別のレンジは、片働き・共働き、子の年齢、住宅ローンの有無で上下する。再計算は、①生活費・教育費・ローン返済の必要期間を積み上げる、②公的給付(遺族年金・高額療養費)を差し引く、③不足分だけ終身+定期で固定する、の順。インフレ前提はCPI(総合・コア・コアコア)を年次で見直し、名目の返戻率を実質に落として判断する(最新は(消費者物価指数 2025年12月分))。

生活防衛資金とのバランス取り

終身保険の解約返戻金は“預金のような即時性”はない。少なくとも半年〜1年分の生活費は現預金で確保し、その上で終身の枠を決める。急な出費は投資の取り崩しや保険の解約ではなく、現預金で吸収できるように“現金のクッション”を優先しよう。

失敗回避の手順とタイミング

申込み順は、医療・就業不能など既契約の保障との重複を解いてから。責任開始の起算(申込・告知・初回払込の完了)を商品別に確認し、空白期間を作らない。制度面では、改正保険業法の情報提供強化が2026年以降に見込まれるが、施行日は“公布から1年以内に政令で定める”ため、確定日を決め打ちしないのが正解((監督指針改正案の公表))。乗り換えは“新契約の責任開始→旧契約の解約”の順で空白ゼロに。

比較チェックの要点(費用・約款・特約)

費用は“保険料以外”に目を向ける。契約時の費用・保険関係費の水準、配当の扱い、解約返戻のピーク年次とその後の下がり方。約款は免責・不担保・払込免除の条件、特約は付け過ぎに注意。相続・税の出口(据置・年金化の課税)までワンセットで比較する。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
見積もりは“一時払×平準払”で最低2本。返戻率とIRRを国債の利率と横並びにして、家計の攻守バランスで決めれば迷いが減ります。

まとめ:重要ポイント

  • 1
    予定利率2.0%は返戻率・IRRの改善要因だが、CPIを踏まえた“実質”で最終判断に落とすこと
  • 2
    比較は国債利率・非課税枠・流動性を横並びにし、返戻率とIRRを必ず試算で確認すること
  • 3
    家計の攻守は保険5%・投資20%が上限目安。終身は“不足保障+相続枠”の固定に徹すること
  • 4
    制度はiDeCoの「70歳まで拠出」など最新を反映。保険業法の施行日は最新公表を確認すること
  • 5
    申込みは責任開始の前倒しと乗り換え順で“空白ゼロ”。約款・特約は費用と併せて総合比較すること

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終身保険の“買い時”は家計と目的で変わるため、数字の試算と制度の最新更新が要る。ほけんのAIのオンラインFP相談なら、返戻率・IRRの比較表を作り、国債利率・非課税枠・流動性まで含めて中立に整理。自宅から24時間予約でき、無料で複数案の横並び比較が可能。次はLINEから見積もり2本の取り寄せと家計配分のチェックを一緒に進めよう。

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