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【2026年3月更新】専業主婦の生命保険|必要保障額と遺族年金早見表

更新:
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
この記事の最新の更新
最終改良: 2026年3月3日
  • 2026年度の年金額引上げ反映と受給条件の整理
  • 学習費調査2026年訂正版ページへのリンク差し替え
  • 児童手当拡充の申請期限と支給時期の明記
【2026年3月更新】専業主婦の生命保険|必要保障額と遺族年金早見表
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はじめに:2026年3月の制度で“いま”を再点検

子育て期の専業主婦(夫が会社員)のご家庭では、万一に備える「いくらの死亡保障が要るか」が最大の悩みです。基本式は、 必要保障額 =これからの支出見込−見込める収入、という考え方。公益財団法人・生命保険文化センターも同じ枠組みで説明しています((万一の際に必要な保障額の算出方法と具体例))。 本稿は2026年3月時点の制度・数字を踏まえ、遺族年金を正しく差し引いたうえで、子どもの年齢別に“いま、いくら備えるか”を早見表で可視化します。賃貸か持ち家( 団信 あり)かで必要額は大きく変わります。最後に、定期保険× 収入保障保険 の設計手順と、今日からの3ステップまで具体化します。

まず把握しておきたい5つの数字

  • 1
    家計の現在の実支出(1か月◯万円)と住居費(家賃/ローン・固定資産税・管理修繕)を正味で把握する
  • 2
    子どもの人数と年齢(末子の年齢が期間設定の基準になる)を整理する
  • 3
    遺族年金の見込額(基礎+厚生、令和7年度の額と2026年度の引上げ傾向)と支給期間を確認する(2028年の見直しも含める)
  • 4
    貯蓄・学資・勤務先の死亡退職金など“一時金”の見込を洗い出す
  • 5
    勤務先の団体保険や住宅ローン付保などの重複と空白を棚卸しする

最新制度の要点:2028年見直しと2026年度の金額調整

専業主婦家庭の“収入見込”の柱は 遺族年金 です。2025年度(令和7年度)の遺族基礎年金は、子のある配偶者で年額831,700円+子の加算(第1・2子 各239,300円、第3子以降 各79,800円)です((令和7年4月分からの年金額等について))。 一方、2026年度(令和8年度)は年金額そのものが前年度比で引き上げられます。厚生労働省の発表では、老齢基礎年金(満額)月額が70,608円へ(前年度比+1,300円)。年金額の改定ルールに基づく調整で、遺族年金も同様に増額方向です((令和8年度の年金額改定についてお知らせします))。 2028年4月施行予定の見直しでは、子のいない配偶者の遺族厚生年金が「原則5年間の有期給付」に。5年間は約1.3倍の有期給付加算が上乗せされ、終了後も障害状態や低所得(単身で就労収入月約10万円目安等)なら継続給付の対象になります。こどもがいる期間の支えは現行維持のうえ、遺族基礎年金の「子の加算」は年約28万円へ増額予定です((遺族厚生年金の見直しについて))。 制度の先行きも踏まえ、早見表は“いま時点の金額”を基準に、2026年度の増額や2028年の方向性で軽微な補正をかけて読み解くのが安全です。

持ち家なら『保険ゼロ』でいい?

団信で住宅ローンが消えるなら、生命保険は要らないのでは?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
元利返済は消えますが、固定資産税や管理修繕、火災保険料、住み替え費用などは残ります。教育費も年齢次第で重く、予期せぬ医療・介護の出費もあり得ます。“完全ゼロ”より、数百万円〜1,000万円前後の最低限バッファを持つ設計が現実的です。

教育費の現実:公立・私立で生涯差は1,400万円超

教育費は必要保障額を大きく左右します。文部科学省の最新調査(令和5年度、2026年1月訂正公表)では、幼稚園〜高校(全日制)までの学習費総額は「すべて公立」で約596万円、「すべて私立」で約1,976万円と試算されています((結果の概要-令和5年度子供の学習費調査))。 大学費用は別建てです。国立大学の標準的な授業料は年535,800円、入学金は282,000円で、授業料計約214万円+入学金等を含めると約250〜300万円が目安((国公私立大学の授業料等の推移))。私立志向が強いほど“早め厚め”の保障と積立が必要になります。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
保険は“いまの生活費”を未来に時間移動させる仕組みです。数字に落とすと、必要な厚みと期間が自然に見えてきます。

子の年齢別・必要保障額の早見レンジ(1人・賃貸/持ち家)

前提(モデル):夫35歳・会社員(厚生年金)、妻35歳・専業主婦、子1人。世帯の実支出は夫生前時の7割で算入、葬送費は簡便に200万円見込み。教育は“幼保〜高まで公立+国公立大”をベースに、公的遺族年金(令和7年度額)を控除。持ち家は団信完済前提で、固定資産税・管理修繕は生活費に内包して試算しています。なお、2026年度は年金額が引き上げ方向のため、実際の“わが家版”では不足額が数十万円単位で小さくなる可能性があります。 生活費の目安は総務省家計調査の最新値(2024年の二人以上の世帯・1か月平均消費支出300,243円)も参照して、家計実態に合わせて補正してください((家計調査報告 2024年平均(概要)))。
  • 子0歳:賃貸 約5,000〜6,500万円/持ち家 約500〜1,500万円
  • 子3歳:賃貸 約4,500〜6,000万円/持ち家 約400〜1,200万円
  • 子6歳:賃貸 約4,000〜5,200万円/持ち家 約300〜1,000万円
  • 子12歳:賃貸 約3,000〜4,200万円/持ち家 約200〜800万円
  • 子15歳:賃貸 約2,400〜3,400万円/持ち家 約100〜600万円
  • 子18歳:賃貸 約1,200〜2,000万円/持ち家 約100〜400万円 レンジは家賃水準・貯蓄・妻の就労見込みで上下します。目安として“賃貸は家賃×必要月数”が重く、持ち家は“教育費と生活費の不足”が中心になります。

早見表を“わが家の自宅版”に補正する手順

  • 1
    家賃(または固定資産税・管理修繕)を実額に置き換えて、住居費の重さを見える化する
  • 2
    貯蓄・学資・死亡退職金など“一時金”を収入に足し、葬送費など“大きな出費”は定期保険でカバーする
  • 3
    児童手当の拡充(偶数月に2か月分支給)や学費の貯蓄ペース、 新NISA の想定利回りを保守的に組み込む
  • 4
    妻の就労見込み(月◯万円×何年)を過不足なく加える(フルタイム/パートで現実的に)
  • 5
    私立志向や浪人・留学など“追加イベント費”を上乗せして、最悪シナリオでも破綻しない設計にする

児童手当・学資・新NISAの併用で“保険だけ”にしない

公的給付の児童手当は教育費のベース資金になります。2024年10月分から拡充され、所得制限撤廃、高校生年代まで対象拡大、第3子以降は月3万円、偶数月に2か月分支給です((児童手当制度のご案内))。これに学資保険(貯蓄を強制力付きで)や 新NISA(つみたて投資枠120万円/成長投資枠240万円、非課税保有限度額1,800万円・期間無期限)を組み合わせ、死亡保障は“本当に不足する分だけ”に絞るのが合理的です((NISAを利用する皆さまへ))。保険(守り)と運用(攻め)の役割を分けると、月の保険料を抑えながら必要時に崩せる資産も育ちます。

収入保障の逓減型、ほんとうに割安?

収入保障保険の逓減型は効率が高いと聞きます。必ずそうですか?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
必要保障額は時間とともに減りやすいため逓減型が“カーブに合う場合がある”のは事実。ただし家賃のように固定費が長く続くなら定期(一括)を厚めにするほうが総額は少なくて済むケースも。期間・固定費の有無・優良体(非喫煙・BMI等)割引の有無をそろえて見積りを並べて判断するのが安全です。

商品選び:定期(塊)×収入保障(月額)の役割分担

設計のコツはシンプルです。入学金・引っ越し・葬送費など“一時に減るお金”は定期保険(保険金一括)で、毎月の生活費不足は 収入保障保険 (月額)で。必要保障額は時間と共に減ることが多く、逓減型の収入保障はカーブが合うケースがあり、設計次第で保険料負担を抑えやすいのが利点です。優良体(非喫煙・BMI等)割引の確認、払込免除やリビング・ニーズなど“基本特約だけ”に絞る、数年ごとに見直ししやすい形にする——この3点で過不足のない土台になります。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
一度“わが家の必要保障額”を数直線で描いてみると、定期と収入保障の配分は短時間で決まります。前提の置き方が結論を左右するので、第三者の視点で数値化してみましょう。

見落としがちな落とし穴と対策

・2028年の有期化は“子のいない配偶者”が対象で、既受給者は影響なし。継続給付の所得目安(単身で月約10万円)や停止ライン(概ね月20〜30万円)などは厚労省ページで確認を(上記リンク参照)。 ・団信=住居費ゼロではありません。固定資産税・管理修繕や住み替え費、火災保険料の上昇などは想定を。 ・勤務先の団体保険や住宅ローン付保など“重複保障”と“空白期間”を棚卸し。退職・転職や育休前後はギャップが出やすいので、証券・約款の見直しを習慣化しましょう。

まとめ:重要ポイント

  • 1
    必要保障額 =支出見込−収入見込。まずは遺族年金の実額(令和7年度)を差し引き、2026年度の増額傾向で軽微に補正
  • 2
    賃貸は家賃累計が重く、持ち家は教育費と生活費の不足が中心。末子年齢で期間を決める
  • 3
    教育費は“幼保〜高で約596万円+大学で約250〜300万円”が現実の目安
  • 4
    設計は定期(一時金)× 収入保障保険 (月額)でムダなく。優良体割引と見直し性を重視
  • 5
    2028年の遺族厚生年金“5年有期化”と子の加算増額の方向を理解し、数年ごとに微修正

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必要保障額は前提が1つ違うだけで結論が大きく変わります。家賃や教育費、遺族年金の見込額、2026年度の増額傾向まで織り込んだ“わが家版”試算はFPと一緒に作るのが近道です。ほけんのAIならLINEで予約、24時間365日対応のチャットから短時間で開始。完全無料・全国対応で、中立の比較と新NISAなど資産形成の配分まで同時に検討でき、次のアクションに自然につながります。

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