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【2026年5月更新】看護師の生命保険見直し|休職時の不足額試算

更新:
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
この記事の最新の更新
最終改良: 2026年5月24日
  • 2025年看護職員調査による夜勤実態の反映
  • 2026年4月CPIとiDeCo施行情報の追加
  • 休職時の不足額を月額で見る計算例の補強
【2026年5月更新】看護師の生命保険見直し|休職時の不足額試算
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夜勤手当が止まると家計はどこまで下がるか

夜勤や交代制勤務がある方にとって、 看護師の生命保険見直し で最初に確認したいのは、死亡保障の大きさだけではありません。病気やメンタル不調で休職したとき、夜勤手当・時間外手当・賞与がどれだけ止まるかです。
日本看護協会が2026年3月31日に公表した「2025年病院看護実態調査」では、勤続10年の看護師の平均税込給与総額は340,278円でした。この税込給与総額には、通勤手当、住宅手当、家族手当、夜勤手当、処遇改善に係る手当等が含まれますが、時間外手当は除かれています。また、2025年の夜勤手当は三交代制準夜勤4,300円、三交代制深夜勤5,211円、二交代制夜勤11,470円で、2010年以降ほぼ横ばいとされています。(「2025年病院看護実態調査」結果)
給与が少し上がっていても、夜勤手当が休職中に止まれば、家計の穴は想像以上に大きくなります。2026年5月時点では、物価上昇、iDeCo改正、予定利率の見直しも重なっています。給与明細を見ながら、保険と貯蓄を同時に棚卸しするタイミングです。

2026年5月に押さえたい最新ポイント

  • 1
    2025年調査では、一般病棟の夜勤専従率は3.3%、72時間を超える夜勤者率は33.9%で、夜勤負担はなお大きい状況です。
  • 2
    2025年看護職員実態調査では、看護職として働き続けたい人は62.9%で、2021年の67.6%から低下しています。
  • 3
    夜勤を続ける条件として「納得感のある夜勤手当」が41.4%で最多となり、手当への依存と不満が同時に見えます。
  • 4
    傷病手当金は原則として標準報酬月額を基に計算され、夜勤手当や賞与の減少分を丸ごと補う制度ではありません。
  • 5
    iDeCoは2026年4月に企業型DCの一部改正が施行済みで、2026年12月には加入年齢や拠出限度額の拡大が予定されています。

休職時の収入減は夜勤手当だけでは終わらない

休職でまず減るのは夜勤手当ですが、実際には時間外手当、オンコール関連の手当、賞与査定にも影響が出ることがあります。病院の就業規則や給与規程によって扱いは異なるため、休職した月の給与だけでなく、半年後の賞与まで見ておくことが大切です。
2025年病院看護実態調査では、2024年度に病気で1か月以上の連続休暇を取得した正規雇用看護職員がいた病院は72.6%でした。そのうちメンタルヘルス不調者がいた病院は79.5%、平均人数は5.4人です。これは、長期休職が特別なケースではなく、現場で現実に起きているリスクであることを示しています。
保険を考えるときは「入院したらいくら」だけでなく、「働けない期間に毎月いくら足りないか」を軸にしましょう。看護師の場合、ここを見落とすと、医療保険はあるのに生活費が足りないという状態になりやすいです。

団体保険だけで本当に足りますか?

勤務先の団体保険に入っています。個人で就業不能保険まで必要ですか?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
団体保険は死亡保障が中心のことが多く、休職中の生活費や夜勤手当の減少分までは十分に補えない場合があります。まずは団体保険のパンフレットで、死亡、医療、就業不能のどこまで対象かを確認してください。そのうえで、傷病手当金と貯蓄で足りない月額を個人の保障で補うか判断すると無駄が出にくくなります。

傷病手当金の計算と32万円ルール

傷病手当金 は、業務外の病気やけがで働けず、給与が十分に受けられないときの公的給付です。協会けんぽでは、支給開始日以前の継続した12か月間の標準報酬月額を平均し、30で割った額の3分の2が1日あたりの支給額の目安になります。待期は連続3日で、支給期間は支給開始日から通算1年6か月です。(傷病手当金)
注意したいのは、加入期間が12か月に満たない場合です。この場合は、直近の標準報酬月額の平均と、協会けんぽの全被保険者の標準報酬月額の平均額の低いほうで計算します。支給開始日が2025年4月1日以降の場合、この平均額は32万円です。
標準報酬月額28万円の人なら、28万円÷30×2/3で1日あたり約6,222円、30日換算で約18.7万円です。非課税で受け取れる点は助かりますが、夜勤込みの手取りが27万円前後だった人なら、毎月8万円前後の不足が出る可能性があります。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
休職リスクは漠然と考えるほど大きく見えます。給与明細から夜勤手当と時間外手当を抜き出し、公的給付との差額を月額で見ることが第一歩です。

必要保障額は月額不足×期間で考える

就業不能時の 必要保障額 は、まず「毎月の不足額」と「補いたい期間」を掛け合わせて考えます。たとえば、夜勤込みの手取りが27万円、公的給付と貯蓄の取り崩しで賄える金額が19万円なら、不足額は月8万円です。24か月分を備えるなら8万円×24か月で192万円、36か月なら288万円が目安になります。
ここに、住宅ローン、家賃、保育料、奨学金返済、車のローン、親への仕送りがある場合は上乗せします。反対に、実家に戻れる、配偶者収入が安定している、生活防衛資金が6か月以上ある場合は、保険で埋める金額を抑えられることもあります。
死亡保障については、独身で扶養家族がいない方なら、葬儀費用とローン残債を中心に考えれば足りる場合があります。子育て世帯では、教育費と生活費を含めた死亡保障も必要です。看護師の見直しでは、死亡保障と就業不能保障を分けて考えると整理しやすくなります。

見直し準備の段取り

  • 1
    直近3か月の給与明細から、夜勤手当、時間外手当、通勤手当、その他手当を分けて書き出します。
  • 2
    勤務表を見ながら、夜勤回数がゼロになった場合の手取りをざっくり試算します。
  • 3
    勤務先の団体保険や共済の資料を確認し、就業不能時の給付有無と給付期間を確認します。
  • 4
    保険証券をスマホで撮影し、死亡保障、医療保障、就業不能保障、解約返戻金の有無を一覧にします。
  • 5
    不足額を1年、2年、3年の3パターンで試算し、貯蓄で補う部分と保険で補う部分を分けます。

予定利率の上昇局面で比べるべきこと

金利上昇を受け、生命保険会社では一部商品の保険料率や 予定利率 を見直す動きがあります。予定利率とは、保険会社が保険料を運用する際にあらかじめ見込む利率のことです。一般に予定利率が上がると、貯蓄性のある保険では同じ条件でも保険料や受取額に影響することがあります。
たとえば、明治安田生命は2026年5月1日契約日分から、一部の個人年金保険や積立保険で予定利率を改定すると公表しています。(保険料率の改定について)
ただし、予定利率が上がったからといって、既契約をすぐ解約するのは早計です。解約控除、健康状態による新規加入の可否、免責期間、給付条件、保険料払込期間を同じ前提で比べる必要があります。とくに看護師は健康告知で勤務状況や既往歴が関係することもあるため、解約前に新契約の成立見込みを確認しましょう。

就業不能保険は何年分が目安ですか?

保障期間は長いほど安心ですが、保険料が重くなるのが心配です。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
まずは1〜3年を軸に考えると現実的です。傷病手当金の通算1年6か月を踏まえ、前半は公的給付と貯蓄で支え、後半の不足を保険で厚めにする設計もあります。固定費が高い人、子育て中の人、単身で頼れる収入が少ない人は、保障期間を長めに検討しましょう。

インフレとiDeCo改正を同時に見る

2026年4月の全国消費者物価指数は、総合指数が前年同月比1.4%上昇、生鮮食品を除く総合指数も1.4%上昇でした。2025年の年平均3.2%上昇に比べると伸びは落ち着いていますが、食費、光熱費、家賃などの固定費は家計に重く残りやすいです。(消費者物価指数 全国 2026年4月分)
一方で、老後資産形成では iDeCo の改正も重要です。2026年4月1日には企業型DCのマッチング拠出における「加入者掛金が事業主掛金を超えられない」制限撤廃などが施行されています。さらに2026年12月1日には、iDeCoの加入可能年齢の拡大、拠出限度額の引き上げが予定されています。第2号加入者は企業年金等と共通で月6.2万円、第1号加入者は国民年金基金との合算で月7.5万円が上限になる予定です。(2025年の制度改正)
ただし、休職リスクが高い家計で、現金が薄いまま積立額だけを増やすのは危険です。まずは生活防衛資金と就業不能時の補填を確保し、そのうえでiDeCoやNISAの拠出額を決める順番がおすすめです。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
資産形成は続けることが大切です。だからこそ、休職時に積立を止めずにすむ最低限の備えを先に作っておきましょう。

夜勤なし勤務への変更もシナリオに入れる

休職だけでなく、夜勤を減らす、日勤のみへ移る、訪問看護や外来へ異動するという働き方の変更でも収入は変わります。2025年病院看護実態調査では、看護職員確保のために「日勤のみ」を導入している病院が54.7%、「夜勤回数や夜勤時間、曜日が選択できる」が44.1%でした。働き方の選択肢は広がっていますが、夜勤手当が減る家計影響は自分で把握しておく必要があります。
見直しでは、現在の収入だけでなく「夜勤月4回」「夜勤月2回」「日勤のみ」の3つで手取りを並べると、必要保障額と積立余力が見えやすくなります。特に子育て中や親の介護が近い方は、収入が一段下がる前提で保険料を組むと、あとから負担になりにくいです。

相談前にそろえる資料と確認事項

オンライン相談の前に、保険証券、給与明細、勤務表、団体保険の資料を用意しておくと、必要保障額の試算がかなり具体的になります。紙の資料でなくても、スマホ写真で十分です。
確認したいのは、現在の月払保険料、保障の重複、更新時の保険料上昇、就業不能保障の免責期間、給付開始条件、団体保険の退職後継続可否です。看護師はシフト勤務で時間が取りにくいため、LINEやZoomで自宅から相談できる形式を選ぶと続けやすいでしょう。
ほけんのAIでは、保険証券の写真送付や家計の相談をもとに、AI診断とFP相談を組み合わせて整理できます。しつこい勧誘が不安な場合は、LINEで「イエローカード」と伝える仕組みもあります。まずは今の保障を棚卸しし、休職時の不足額を数字で確認することから始めてみてください。

まとめ:重要ポイント

  • 1
    看護師の保険見直しでは、死亡保障だけでなく、夜勤手当が止まる休職時の生活費不足を先に確認します。
  • 2
    傷病手当金は標準報酬月額を基に計算され、夜勤手当や賞与の減少分をすべて補う制度ではありません。
  • 3
    必要保障額は、毎月の不足額に1〜3年など補いたい期間を掛けて、貯蓄で補う部分と保険で補う部分に分けます。
  • 4
    2026年はiDeCo改正や予定利率の見直しも進むため、守りの保障と積立余力を同時に確認することが大切です。
  • 5
    給与明細、勤務表、保険証券、団体保険資料をそろえると、オンライン相談でより具体的な試算ができます。

ぜひ無料オンライン相談を

夜勤手当が止まったときの不足額は、勤務形態、家族構成、貯蓄額で大きく変わります。ほけんのAIの無料オンラインFP相談なら、給与明細や保険証券の写真をもとに、就業不能保障、医療保障、死亡保障、iDeCoの拠出余力までまとめて確認できます。LINEやZoomで相談できるため、夜勤明けや休日のすき間時間にも利用しやすいのが利点です。中立的に商品を比較し、今の家計に合う備えを一緒に整理しましょう。

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