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【2026年4月更新】生命保険 共働き400万円|不足額3ステップ

更新:
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
この記事の最新の更新
最終改良: 2026年4月14日
  • 遺族厚生年金の所得基準の不確実性明記
  • 高額療養費見直し・年金改定の最新反映
  • 具体試算とラダー設計の実務例の充実
【2026年4月更新】生命保険 共働き400万円|不足額3ステップ
共働き 生命保険 不足額
年収400万円 必要保障額
収入保障保険 ラダー設計
遺族厚生年金 5年有期
高額療養費 年間上限
新NISA DC iDeCo

共働き400万円世帯、まず“差額”を数値化

物価や公共料金の上昇が続く中、二人以上世帯の実質消費支出は弱含みが続いています。直近の家計調査(月次速報)でも、2026年2月分で前月比実質増ながら前年同月比で実質減がみられます。(家計調査(家計収支編) 月次速報)。 だからこそ、わが家の 不足額 を「支出−受取」の差で見える化し、保険は“足りない分だけ”で設計するのが基本です。本稿では、2026年時点の制度・相場を前提に、共働き年収400万円前後のご家庭が現実的な金額で備える手順を整理します。

不足額を出す3ステップ(差額×期間)

  • 1
    生活費・教育費・住居維持費・葬祭などの支出を棚卸しし、月々と一時金を分けて書き出す
  • 2
    遺族年金・退職金・既存保険・貯蓄・就労収入などの受取を棚卸しし、重複や過大評価を避ける
  • 3
    毎月の不足額×年数+一時金で総不足額を概算し、後から受給期間や一時費用を精緻化する
  • 4
    谷の時期(子の進学・住宅関連費)に合わせ、月次は収入保障、一時は定期の“ラダー”に落とす

ステップ1|支出の棚卸し(最新相場で置く)

生活費は直近の家計実態で置き、食費・光熱費・保育外注(病児保育や家事代行)なども忘れずに。教育費は平均値の古い記事ではなく、文部科学省の訂正版を参照しましょう。幼〜高の15年総額は、全公立で約614万円、全私立で約1,969万円が目安です。(令和5年度子供の学習費調査 結果のポイント(訂正版)) 持ち家は団信でローン残債が消えても、固定資産税や管理費・修繕積立金など“住み続けるコスト”が残ります。賃貸は家賃が継続費の中心です。葬祭・遺品整理などの一時費用も別枠で見積もっておくと過不足が出にくくなります。 基礎式は、わが家の 必要保障額 =将来支出−将来受取です。

持ち家と賃貸で不足額は変わる?

団信ありの持ち家です。ローンは消えるとして、賃貸の人より不足額は小さく見積もっていいですか?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
固定資産税や管理・修繕費などの“住み続けるコスト”は残るため、月々の生活費に含めて置きます。賃貸は家賃が中心。どちらも入学金などの“一時の山”は別に定期でカバーし、月々は収入保障で平準化するのが実務的です。

ステップ2|受取の棚卸し(公的年金は新ルール前提で控えめに)

公的の遺族年金は土台になります。2028年4月以降、子のいない現役配偶者の 遺族厚生年金(5年有期) が男女とも原則5年の有期給付に再設計され、その後は65歳までの継続給付を「所得等の基準」で判定する仕組みへ見直し予定です。(遺族厚生年金の見直しについて) 一方で、その具体的な金額基準は現時点で詳細公表待ちの部分があり、最終的な政省令や運用通知で確定します。したがって、受取見込みは控えめに置き、就労収入や企業の死亡退職金・弔慰金、既存の団体・個人保険、預貯金などを重複なく棚卸ししましょう。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
保険は“足りない時期に足りない額だけ”受け取れるよう、谷の形にラダーで合わせるのが無駄を減らす近道です。

ステップ3|不足額の確定(概算→精算の二段構え)

まずは「毎月の不足×年数」で概算し、後から一時費用や公的給付の受給期間を反映して精算します。例えば毎月10万円の不足が20年続けば約2,400万円。子の独立や住宅費の変化で谷が浅くなる時期が来るため、月次の不足は 収入保障保険 、入学金など一時のピークは 定期保険 で二段構えにすると過不足が出にくく、保険料も合理化できます。

ラダー設計(収入保障×定期)の実践ポイント

  • 1
    収入保障は満了年齢(65/70)と最低支払保証(2年/5年)を決め、就労復帰や再婚リスクにも配慮する
  • 2
    定期は入学・進学期など“一時の山”に合わせ、10年・15年満期を段階的に重ねてカバーする
  • 3
    2〜3年おきに見直し。非喫煙体割引や年払い割引、団体扱割引の適用可否を点検する
  • 4
    団信・退職金・企業の団体保険との重複を外し、総保険料は家計の固定費として手取りの5〜7%以内に収める

モデル試算①|子なし・賃貸(夫300万円/妻100万円)

夫35歳・妻33歳、家賃7万円、生活費20万円想定。夫死亡時、妻は年100万円程度の就労収入(手取り月約8万円)を継続。子がいない若年配偶者は遺族年金の対象外となるケースが多く、受取は会社の死亡退職金300万円と団体保険500万円、貯蓄の一部を見込みます。妻の生活費は夫固有分を除き月約15万円が目安。妻65歳まで約32年の不足総額は概ね1,600〜1,700万円のレンジが最低限の目安です。平均的な加入額ではなく、わが家の不足額に合わせて設計しましょう。

モデル試算②|子あり・持ち家(団信あり)

夫37歳・妻34歳・子5歳。生活費25万円、夫固有分7万円、団信で住宅残債はゼロに。妻子の生活費は月約18万円+住居維持費(固定資産税・管理費等)とし、教育費は学習費調査の最新データと大学費用(自宅通学私立で約500万円想定)を重ねます。公的は子のいる期間の遺族基礎年金・加算に加え、改正後の遺族厚生年金のルールを前提に控えめに見積もり、妻の就労収入(年120万円想定)と既存の死亡保険金・退職金・貯蓄を合算。子の独立までの不足総額は概ね1,000万円強。月次は収入保障で6〜7万円×17年、一時の入学期は10年満期の定期で500万円など、段階的なラダーが現実解です。

保険料の目安と投資の併用は?

保険料が家計を圧迫しないラインはどのくらいですか。投資もうまく併用したいです。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
固定費として総保険料は手取りの5〜7%に収めると無理が出にくいです。まず不足額を算定し“過不足ゼロ設計”で保険を最小化。そのうえで新NISAやDC・iDeCoの非課税枠を着実に活用するのが王道です。

2026年の前提に織り込むべき制度アップデート

年金・医療・積立制度は家計の“前提”です。2026年は次の影響が見込まれます。 ・年金額は令和8年度改定で、国民年金+1.9%、厚生年金(報酬比例)+2.0%に増額。老齢基礎年金の満額(月70,608円)などが更新されました。(令和8年度の年金額改定について) ・高額療養費は2026年8月以降、外来特例の見直しと段階施行。所得区分の細分化や、一定層への“年間上限”導入の方向性が示されています。(高額療養費制度の見直しについて) ・企業型DC等の拠出限度額は2026年12月から月6.2万円へ再編、iDeCoの加入年齢の上限拡大(70歳未満)も進みます。(DC拠出限度額(令和8(2026)年12月〜)) ・新NISAの口座・買付は拡大基調。2025年12月末時点の速報で口座2,826万、累計買付71兆円と公表されています。(NISAの利用状況(速報値)) ・在職老齢年金の支給停止基準額は2026年4月から月65万円に引き上げ。働きながらの受給がしやすくなります。(厚生労働省 関係制度の主な変更) “増やす枠”(新NISA・DC・iDeCo)と“守る枠”(保険)の役割を分け、家計全体で最適化しましょう。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
迷ったら“数字で比較”。不足額が出れば、商品は自然と絞れます。家計の谷を保険で均して、投資で将来を太らせましょう。

7日で進める段取り(診断→試算→設計→申込)

1日目: 生活費・住居維持費・教育費・葬祭の月額/一時金をメモ。ねんきんネットで遺族・老齢の見込を確認。 2〜3日目: 退職金・弔慰金・企業の団体保険、既存保険の内容を棚卸し。重複を外す。 4〜5日目: 不足額を「毎月不足×年数+一時金」で算定。収入保障×定期のラダー設計で配分。 6〜7日目: 申し込み前の“空白ゼロ”チェック(責任開始・免責・受取人)。非喫煙体割引や前納割引も確認。 オンライン相談も活用ください。AIの一次試算→有資格FPが中立に家計と制度を横断比較します。

まとめ:重要ポイント

  • 1
    不足額は「支出−受取」の差。まず“差額×期間”で概算し、後から一時費用と受給期間で精算する
  • 2
    遺族厚生年金は2028年から原則5年有期。継続給付は「所得等の基準」で判定予定のため具体額は最新情報で確認
  • 3
    月次不足は収入保障、一時ピークは定期のラダーで“谷”を埋めるのが実務解
  • 4
    保険料は手取りの5〜7%目安で“守り”、新NISA・DC・iDeCoは“攻め”で役割分担
  • 5
    年金改定・高額療養費・DC再編・在職老齢年金見直しなど2026年の制度更新を家計前提に反映

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