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【2026年1月更新】生命保険40代自営業男性の必要額|不足額の出し方と設計3基準

更新:
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
【2026年1月更新】生命保険40代自営業男性の必要額|不足額の出し方と設計3基準
生命保険 40代 自営業
必要保障額 不足額
収入保障保険 設計
遺族年金 5年有期
高額療養費 年上限
iDeCo 70歳未満
学習費 調査

課題提起:40代自営業の“守り”はいま再設計が必要

40代の自営業男性は、会社員より公的保障が薄く、万一に備える生命保険の設計が家計の安定を左右します。物価の持続的上昇、医療制度の見直し、年金改正の影響が重なる2026年は、必要保障額を“差額×期間”で数値化し、過不足ゼロへ再設計する好機です。高額療養費は2025年8月から自己負担上限の引上げ、2026年8月以降に外来特例の見直しと年上限の導入が予定され、医療の自己負担レンジが変わります。(高額療養費制度の見直しについて) 同時に、年金制度は2028年に遺族厚生年金の“原則5年有期化”などが施行され、家計の受取構造が変化します。(年金制度改正の全体像) 自営業は“守り”を民間保険で補う必要が高いため、いまの制度・物価に合わせた現実的な再設計が欠かせません。

まず押さえる前提(最新トレンド)

  • 1
    国民健康保険は原則として傷病手当金が無く、長期休業の所得補填は自助(就業不能保険等)が要点です。
  • 2
    医療の自己負担は高額療養費の上限見直しでレンジが拡大。外来特例と年上限の導入方針を一次資料で必ず確認します。
  • 3
    遺族年金は2028年の改正で“子なし若年配偶者”の遺族厚生年金が原則5年有期化、有期中の加算と継続給付の要件が整備されます。
  • 4
    教育費は公私・進路で大きく差が出ます。最新の学習費調査を前提に、家計の実額レンジで見積もるのが現実的です。(令和5年度 子供の学習費調査)
  • 5
    物価は2025年11月の総合CPIで前年比+2.9%。“将来の支出は増えやすい”前提で、不足額に一定のバッファを載せるのが安全です。(2025年11月の消費者物価指数)

不足額の出し方:差額×期間の3ステップ

必要保障額は「遺族の支出見込 − 受取見込」の不足分を、続く年数で掛け算して求めます。設計の核となる“毎月の不足”を正しく拾うため、次の順で整理しましょう。
  1. 生活費・教育費の見える化(固定/変動) 家賃・水道光熱・通信・食費・保険料など固定費と、医療費・雑費など変動費に分け、死亡後の生活費を見積もります。本人分の生活費減を踏まえ、家族の生活費は現状の7割程度を仮置きすると試算が進めやすいです。教育費は進路別の総額レンジ(公立/私立/下宿)を最新調査で参照します。
  2. 公的給付・配偶者収入・貯蓄の控除 自営業の死亡時、公的年金は“子あり”なら遺族基礎年金が主軸です。令和7年度(2025年度)の遺族基礎年金は年額831,700円、子の加算は第1・第2子が各239,300円、第3子以降が各79,800円です。(年金制度説明会資料(遺族基礎年金・子の加算)) 子がいない配偶者は原則対象外です。会社員と違い遺族厚生年金がないため、遺族基礎年金だけでは足りやすい点に注意。なお2028年4月施行の見直しでは、子の加算が281,700円(年額、厚生・基礎の各年金で統一)へ拡充見込みです。(年金制度改正の全体像) 配偶者の手取り収入や預貯金の取り崩しも差し引いて“月間の不足額”を算出します。
  3. 期間設定(末子独立/65歳)とインフレ上乗せ 不足の続く年数は“末子が独立(就業)するまで”を基本に、配偶者の65歳(老齢基礎年金開始)も区切りになります。物価上昇に備え、試算した不足額には1〜2割程度のバッファを載せておくと安全です。たとえば月不足6万円×15年なら基本1,080万円、インフレバッファ1割で約1,190万円が目安になります。

疑問解消:月不足と一時金、どう分ける?

教育費のピーク(入学金など)と毎月の生活費、保険はどう分けるのが良いですか?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
“毎月の不足”は収入保障保険、“ドンと出る”時期費用(入学金・葬儀費・引越し費)は定期保険の一時金で分けるのが合理的です。例えば月6万円×15年は収入保障で、大学入学期に100〜200万円は定期のターゲット金額に。こうすると保険料のムダを抑えつつ、必要なタイミングで資金を確保できます。

ケース別目安:40代自営業男性のモデル3類型

モデル家計で不足額の考え方を具体化します。
・子あり賃貸 家賃が固定費のコア。末子独立までの家賃総額と更新料、必要なら転居費用も見込み、教育費のピーク(高校・大学)に向け定期保険の一時金を重ねます。毎月不足は収入保障で平準化。
・子あり持ち家 住宅ローンは団信で“死亡時に残債ゼロ”なら住居費の補填は軽くなります。ペアローンは片方の残債が残るため、その分を一時金枠に上乗せ。固定資産税・修繕費は生活費に含めて月不足を算出。
・子なし夫婦 遺族基礎年金が無い前提で、配偶者の再就労・年金開始までの“つなぎ資金”を中心に。葬儀・死後整理費の一時金(100〜200万円程度)と、収入補填(月5〜10万円×3〜5年)でシンプルに設計します。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
設計の正解は“自分の家計の数字”の中にあります。平均ではなく、手元の固定費と公的受取、その差額に期間を掛ける――この地味な作業こそ、一番の安心につながります。

設計3基準:保障額・期間・保険料のバランス

保険は“守るべき金額”から逆算します。
・保障額(死亡保険金) 毎月の不足は収入保障保険の年金額で、教育費や葬儀費など時期集中の出費は定期保険の一時金で。二層に分けると保険料効率が上がります。
・保障期間(満了年齢) 末子独立まで、配偶者65歳まで、住宅ローン完済まで――目的に合わせた線引きを。期間の長短で商品選択(定期/収入保障)が変わります。
・保険料(家計に収まる水準) 目安は“保険料の総額が手取りの5〜10%以内”。非喫煙者割引・健康体割引などの料率優遇も活用し、過剰な特約は削って本丸の保障に資源を集中させましょう。

商品の使い分け:収入保障+定期の二段構え

  • 1
    収入保障保険で“毎月の不足”を埋める(例:月6万円×15年、最低支払保証2〜5年の設定)。
  • 2
    定期保険で“ピーク一時金”を確保(例:大学入学金・葬儀・引越し費など100〜300万円のターゲット)。
  • 3
    就業不能保険で“長期の働けないリスク”に備える(国保は傷病手当金が原則無いため、免責期間・給付期間の選定が重要)。
  • 4
    医療保険は“残る自己負担”に的を絞る(入院食事代・差額ベッド等の対象外費用、先進医療の備えを最小限で)。
  • 5
    終身保険は“最低限の終活資金+相続枠”で少額活用、成長投資は新NISAを併用して“守る・増やす”を分担する。

制度アップデート対応:年金・医療・資産形成の要点

・遺族年金(2028年) 遺族厚生年金は“子なし若年配偶者”に原則5年有期が導入され、有期中の加算(約1.3倍)と継続給付の所得要件が整備されます。子の加算は281,700円(年額)へ統一予定。(年金制度改正の全体像)
・高額療養費(2025〜2027年) 70歳未満の自己負担上限の引上げ(2025年8月〜)、70歳以上の外来特例見直し(2026年8月〜)、年上限の導入などが段階実施の予定。医療費の自己負担レンジが変わるため、医療・就業不能の組み立てに反映を。(高額療養費制度の見直しについて)
・iDeCo/企業型DC(2026年以降) iDeCoは加入可能年齢が“70歳未満”へ(2026年12月施行予定)。拠出上限は第1号が月7.5万円へ、第2号(企業型DC加入者)は制度全体で月6.2万円へ拡充予定。自営業の長期資産形成は“保険で守り、iDeCoで増やす”の二本立てが現実解です。(私的年金制度の主な改正事項(施行スケジュール))
・児童手当(2024年改正) 所得制限撤廃、高校生年代まで拡充、第3子以降は月3万円に――受取の仕組みや申請は子ども家庭庁の最新案内で確認を。(もっと応援!児童手当)
・在職老齢年金(2026年4月) 支給停止基準額は“月62万円”へ。40代の現役には直接影響は限定的ですが、将来の働き方や配偶者設計では知っておくべき前提です。(年金制度改正の全体像)

簡易試算の具体例:数字で“差額×期間”に落とす

モデル:自営業40代男性、子2人(小・中)、賃貸12万円、生活費総額35万円、配偶者手取り12万円、貯蓄500万円
  1. 死亡後の生活費(本人分差引き後)=月25万円(概算)
  2. 受取見込=配偶者収入12万円+遺族基礎年金(年831,700円+子2人加算各239,300円=年1,310,300円→月約10.9万円)
  3. 月不足=25万円 −(12万円+10.9万円)=約2.1万円
  4. 期間=末子が大学卒業まで15年(仮)
  5. 総不足(平準)=2.1万円×12×15=約378万円
  6. ピーク一時金=大学入学金・初年納付金など150〜250万円×2人分(進路次第)
  7. インフレ・予備費バッファ=平準・一時金それぞれ1〜2割上乗せ
結果:収入保障保険は“月3万円×15年”で広めに押さえ、一時金は“学費ピーク合計350〜500万円+葬儀費用100〜150万円”を定期保険で確保――が一例です。教育費のレンジは最新調査の公私差・下宿有無で大きく変わるため、家計版の進路シナリオで必ず補正してください。

7日間アクション:過不足ゼロ設計へ

1日目:現契約の棚卸し(死亡・医療・就業不能・団信)。受取方式と金額、満了年齢、特約を一覧化。 2日目:月の生活費(固定・変動)を拾い、死亡後の生活費を7割仮置きで試算。 3日目:公的受取の確認(遺族基礎年金・児童手当の対象と額)。一次資料リンクで金額と要件を照合。 4日目:配偶者収入・貯蓄の取り崩し方針を決定(期間・優先順位)。 5日目:月不足と期間を確定、インフレバッファ1〜2割を上乗せ。 6日目:収入保障(毎月)と定期(一時金)の“二段構え”で金額設計、就業不能・医療の最小構成を追加。 7日目:保険料の総額が“手取りの5〜10%”に収まるか点検。割引(非喫煙・健康体)や特約削減で最適化。

相談導線:オンラインで最短、安心の設計へ

家計と制度の更新が重なる今、一次情報のリンクを手元に置きながら“差額×期間”で不足を見える化し、商品は役割で分ける――この順番なら迷わず進められます。設計の詰めは、無料のオンライン相談で家計の数字と制度改正を同時に確認するのが近道です。弊社の「ほけんのAI」はチャットから始められ、AIの初期回答→有資格FPのオンライン面談へシームレスに進めます。いまなら参加者向けのギフトキャンペーン(giftee Cafe Box等)も実施中。LINE登録から最短でご案内します。

まとめ:重要ポイント

  • 1
    必要保障額は“毎月の不足×続く年数”。生活費7割仮置き+公的受取を差し引き、インフレ1〜2割のバッファで安全設計。
  • 2
    遺族基礎年金の子の加算(2025年度)は“239,300円/79,800円”。2028年は281,700円へ拡充予定のため、定期的に前提を更新。
  • 3
    商品の役割分担は“収入保障(毎月)+定期(一時金)”。就業不能・医療は国保の穴と高額療養費見直しを踏まえ最小構成に。
  • 4
    教育費は最新の学習費調査でレンジ確認。家計の進路シナリオを当てて一時金額を個別に補正。
  • 5
    保険料総額は“手取りの5〜10%以内”。割引・特約削減で本丸の保障に資源集中。

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