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【2026年1月更新】収入保障保険 共働き40代妻 満了年齢|65歳・70歳の使い分け

更新:
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
【2026年1月更新】収入保障保険 共働き40代妻 満了年齢|65歳・70歳の使い分け
収入保障保険
40代 共働き 妻
満了年齢 65歳 70歳
在職老齢年金 62万円
遺族厚生年金 5年有期
最低支払保証
非喫煙 割引

課題提起:共働き40代妻の死亡保障と“期間設計”が核心

共働きでも、片方の収入が途絶えれば生活費・教育費・住宅などの固定費は待ってくれません。なかでも、毎月の生活収入を補う 収入保障保険 は、いくらにするかと同じくらい「いつまで備えるか(満了年齢)」が家計を左右します。40代の妻が被保険者なら、定番の 満了年齢65歳 を基本に、家庭事情によって 70歳 まで延ばすかを見極めるのが現実的です。2026年4月には 在職老齢年金の基準額が月62万円に引き上げ見込み、2028年4月には 遺族厚生年金の原則5年有期化 が予定されており、制度面の地殻変動も設計に直結します。本稿は最新の公的資料と市場動向を踏まえ、共働き40代妻の満了年齢を“過不足ゼロ”で決める手順を解説します。

まず「不足」を見える化する項目

  • 1
    現在の毎月の生活費(住居費・食費・水道光熱・通信・保険料・交通費など)を実額で洗い出します。
  • 2
    教育費(塾・学校納付金・進学時の一時費用を含む)を年単位でメモし、月換算します。
  • 3
    住宅の固定費(ローン返済・管理修繕・固定資産税)と完済時期を時系列に並べます。
  • 4
    残る方の手取り収入と、家事・育児・介護の外部化コスト増(家事代行・送迎・外食増など)を見積もります。
  • 5
    見込める公的給付(遺族年金など)と、手元資金・退職金・団体保険の支払い見込みを一列にします。
  • 6
    合計の不足額=(支出合計−残る収入−公的給付)を求め、続く年数(期間)を添えます。

2028年の遺族年金見直し:40代共働き妻への影響

2028年4月から、配偶者が60歳未満で子どもがいない場合の 遺族厚生年金は原則5年の有期給付 に統一される予定です。子どもがいる間の給付は従来どおりで、子が18歳年度末を迎えた後に5年間の有期加算(現行より増額)となる仕組みが予定されています。単身遺族の継続給付は、おおむね年132万円(見込み)の所得ラインを参考に段階調整される想定です。制度の骨子は公的情報のとおり必ず一次資料で確認しましょう(制度概要は厚労省の「(遺族厚生年金の見直しについて)」に整理されています)。設計の現場では、配偶者が60歳未満・子なしのケースで“5年の谷”が生じやすく、満了年齢や最低支払保証の調整で埋める発想が重要になります。

65歳満了と70歳満了、どちらが自分向き?

共働きで子どもが中学生。私は40歳です。収入保障保険は65歳と70歳、どちらが良いのでしょう?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
基本は65歳満了で検討し、70歳まで延ばす“理由”があるかをチェックします。具体的には、配偶者が年下で年金開始が遅い、住宅ローン完済が70歳前後、定年後も再雇用で家計が70歳まで就労前提、年金を繰下げ予定で65〜70歳の収入谷が濃厚、などが該当です。該当しなければ65歳で十分なことが多いです。

65歳を基本に据える3つの根拠

第一に、公的年金の受給開始が原則65歳で、夫婦の家計は「現役収入→公的年金」へ切り替わるからです。第二に、雇用確保(65歳までの継続雇用措置が一般化)が進み、現役収入の出口が65歳に集約されやすいからです。第三に、2026年4月からの 在職老齢年金の基準額62万円(見込み)により、65歳以降は“働きながら年金を目減り少なく受け取る”設計がしやすくなるため、民間の死亡保障を65歳までに収めても家計設計上の合理性が保ちやすいのです(制度の案内は「(2026年4月スタート 在職老齢年金制度が改正されます(PDF))」参照)。

70歳まで延長が“効く”4つのケース

次のような事情があれば、満了年齢を70歳に延ばす価値が高まります。(1)配偶者が年下で、配偶者の老齢年金開始が妻より遅く、65〜70歳に家計の谷が出る。(2)住宅ローンの完済時期が70歳前後で、団信で消えない残元本や別名義ローンが残る。(3)再雇用やフリーランス継続で70歳前後まで世帯収入を前提にしている。(4)年金を繰下げ予定で、65〜70歳に年金受給の空白が生じる。なお、65歳満了でも最低支払保証を 5年 に設定すれば、“満了直前の万一”でも5年分の年金を受け取れるため、実質的に70歳までの保護網を敷く効果があります(後述)。

65歳 vs 70歳 比較の試算軸(家計に効く観点)

  • 1
    月々の保険料差(一般に70歳満了は65歳満了より高く、後半年齢の死亡リスクコストが上乗せされます)。
  • 2
    万一直後の最大総受取額と、期間経過による逓減の差(後半ほど総受取は小さくなります)。
  • 3
    65〜70歳の“収入の谷”(遺族年金の5年有期・在職老齢年金・年金繰下げの有無)との重なり具合。
  • 4
    住宅ローンや教育費の“固い支出”の残り期間(完済時期・進学時期)と被るかどうか。
  • 5
    保障の柔軟性(最低支払保証2年/5年の付加で末期の谷を埋められるか)。
  • 6
    家計余力(70歳満了で増える月額保険料を、投資や繰上げ返済に回した場合とのトレードオフ)。

実践:設計3ステップで“過不足ゼロ”へ

ステップ1:不足額の算定。万一後の毎月必要額から、残る方の収入と公的給付(遺族年金など)を差し引き、不足額=差額×期間 の形で数値化します。ステップ2:期間の確定。基本は65歳まで。ただし(配偶者の年齢差・ローン・再雇用・年金繰下げ)のいずれかに該当すれば70歳まで延長、もしくは65歳+最低支払保証5年で代替します。ステップ3:保険料を最適化。非喫煙・優良体の割引を狙い、健康診断結果や禁煙期間の要件を整えて申し込みます。段取りは「相見積→最適案に申込→責任開始の確定→旧契約の解約」の順に進め、空白ゼロ を徹底。なお、加入・支払・特則の適用には所定の条件・制限があります。詳しくは約款・パンフレット・契約締結前交付書面で必ず確認してください。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
期間は“足りる最短”、額は“不足の最小”。ムダな年数や過剰な金額を削るほど、家計は強くなります。

2026年のトレンド:機能拡充と比較のコツ

収入保障保険は「死亡・高度障害」に加え、介護・障害・メンタル休業など“働けないリスク”を広くカバーする設計が増えています。たとえば、短期の入院・在宅療養が一定日数続いた場合の一時金や、身体障害者手帳1〜4級・精神疾患の所定要件を支払対象に含める設計が登場しています(詳細は発売時の「(新たなカタチの収入保障保険を発売します)」で確認できます)。一方、保険料の相場は健康体割引の普及で下がりやすく、比較サイトの最新データでも月額10万円・65歳満了の基本形が手頃な水準で並びます(概況は「(収入保障保険 人気ランキング・比較・見積もり)」参照)。比較時は、満了年齢と最低支払保証、健康体割引の要件(喫煙・BMI・血圧など)、メンタル対応や介護特則の有無、年金の受け取り方式(一時金換算率)まで横に並べて見ましょう。

乗り換え時の重複整理と“責任開始”の注意

勤務先の団体保険や住宅ローンの団信があると、死亡時の“住居費”は消えても“生活費”は残ります。団信=債務を消す、収入保障=生活費を埋める、と役割を分けて重複や不足を点検しましょう。乗り換え時は、新契約の責任開始日が確定するまで旧契約を解約しないのが鉄則です。告知・健康状態・支払方法によって責任開始が遅れることがあります。最低支払保証を2年/5年にするか、保証なしとするかで保険料は変わるため、約款・パンフレットを読み、家計と必要度のバランスで選択してください。

最低支払保証は2年と5年、どちらが良い?

子どもが小学生と高校生。最低支払保証は2年と5年で迷います。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
末期(満了直前)の万一に備えたい教育費・ローンの“固い支出”が5年以内に集中するなら5年が有効です。家計に余裕が薄い、または65歳満了を基本に“実質70歳”の保護網を作りたい場合にも5年は有力。一方、支出の山が少なく、保険料を抑えたいなら2年や保証なしも選択肢です。

事例で確認:65歳基本か、70歳延長か

事例A:妻40歳・夫43歳・子7歳・ローン完済65歳。— 公的年金の切替と教育費のピークを合わせ、満了は 65歳。ただし高校・大学進学が満了直前に重なるため最低支払保証は 5年 に。比較サイトの相場では、40代女性・月額10万円・65歳満了・保証1〜2年の月額保険料は“おおむね2千円台〜”のレンジが見られます(商品・健康体区分で上下)。
事例B:妻45歳・夫40歳(年下)・子なし・ローン完済70歳・年金繰下げ予定。— 配偶者の年金開始が遅く、繰下げで65〜70歳が収入の谷に。ローンも70歳で消えるため、満了は 70歳 を選択。月額保険料は65歳満了より上がるため、非喫煙・優良体の割引や年金月額の細かな調整で家計の“ちょうどよさ”を探します。いずれも設計前に一次資料と約款で条件・制限を確認してください。

まとめ:重要ポイント

  • 1
    基本は65歳満了。配偶者年齢差・ローン完済・再雇用・年金繰下げの4条件に当てはまれば70歳延長を検討する。
  • 2
    不足額は「差額×期間」で数値化し、最低支払保証2年/5年で末期の谷を埋める発想を持つ。
  • 3
    2026年の在職老齢年金62万円(見込み)と2028年の遺族厚生年金“5年有期”を前提に、65〜70歳の家計の谷を点検する。
  • 4
    比較は“満了年齢×最低保証×健康体割引×メンタル/介護特則×受取方式”の横並びで。一次資料と約款を必読する。
  • 5
    乗り換えは責任開始の確定→旧契約解約の順で“空白ゼロ”。家計に対する実効性を最優先に設計する。

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